全員がひとつの世界に
ハブにはルームもロビーもない。ログインしている奴は、すぐ隣にいる。話をつけるもよし、取引するもよし、ボイスで言い争うもよし、ただ焚き火のそばに佇むもよし。
> 検疫局
> ゾーン7に接続中…

死の街のエクストラクション。見下ろし視点。二度目はない。
ゾーンには戦利品を求めて入る。そして戦利品を持って出てくる。あるいは出てこない——その場合、お前の戦利品は別の誰かと一緒に出てくる。エサを与えるたびに、ウイルスは賢くなる。だから、エサをやるな。
ウィッシュリストは無料。ゾンビが賢くなることもない。たぶん。
プロローグ・「エサの時間」
コマ 1 / 6

かつて、奴らはのろかった。目も見えなかった。ほとんど無害だった。街はいつもどおりに回っていた。ショーウィンドウが灯り、人々は家路につきながら物価の愚痴をこぼしていた。

俺たちはゾーンを作った。壁、サーチライト、監視塔。奴らを中に追い込んで、これで片付いたと思った。お約束だ。

やがて、俺たちは鉄条網まで食べ物を運ぶようになった。その向こうに立っていたのは、俺たちの父であり、姉妹であり、息子だったから。エサをやらずにいられるか?

どのフェンスにも「感染者にエサを与えないでください」の看板があった。誰も読まなかった。エサを与えるたびに、奴らの中に巣食う何かが、新しいことを覚えていった。

ゾーンは一夜にして陥落した。すべてが。同時に。学んだ教訓ほど、恐ろしいものはない。

今、人々は戦利品を求めてゾーンへ行く。食料と弾薬を求める者。食料と弾薬を運ぶ者を狙う者。そして三番目は……まあ、言わなくても分かるだろ。
第1章・「ルール」
戦利品をすべて失って、初めて本当の自由が手に入る。ナイフ一本と包帯ひとつでレイドに出る自由が。
第3章・「我が家」
レイドはただの遠征だ。暮らす場所はハブ。全プレイヤーが同時にいる、ひとつの大きなサーバーだ。お前のスタッシュ、お前の仲間、お前の敵。ここからゾーンへ出発し、戦利品を持ってここへ帰る。あるいは帰らない。
ハブにはルームもロビーもない。ログインしている奴は、すぐ隣にいる。話をつけるもよし、取引するもよし、ボイスで言い争うもよし、ただ焚き火のそばに佇むもよし。
お前の拠点。スタッシュに入れたものは消えない。レイドで死んでも、サーバーが再起動しても。持ち出すリュックは、また別の話だ。
ハブで仲間を集めて、一緒に案内人の車に乗り込め。レイド中は無線で連絡を取り合う。声が届くのは自分のチャンネルだけだ。
ハブなら落ち着いてゲームを終えられる。10秒間ダメージを受けなければ、キャラクターは装備ごと退出する。レイドではそうはいかない。
スタッシュは開いた。案内人が車のエンジンをかけている。40秒で必需品を詰め込め。入りきらなかったものは置いていく。
アイテムをグリッドへドラッグ。右クリックで回転。
第4章・「肉」
レイド1回につき、命はひとつ。持ち込んだものはすべて、最初の1秒から誰かの取り分だ——問題は、その誰かが誰なのかだけ。リュックを救ってくれるリスポーンはない。取りに来てくれるママもいない。
魔法のメニューはない。包帯が欲しければ布を裂け。撃ちたければマガジンに弾を込めろ。一発、また一発。そしてドアの向こうで、誰かが息をしている。
ミュータントは音で獲物を探す。砂利の上のダッシュは、玄関のチャイムだ。野盗は徒党を組んで動き、お前の位置を叫んで知らせ合う。焚き火は肉を焼く。そしてお前の居場所をバラす。
ボイスは距離で、無線はチャンネルで届く。交渉もできる。「戦利品なんて持ってない」と叫ぶこともできる。黙って、相手が背中を向けるのを待つこともできる。
判定はすべてサーバーが下す。命中、アイテム、誰に何が見えるか。壁の向こうの敵は、そもそもお前に送られてこない——ウォールハックが見せてくれるのは壁だけだ。きれいな。ドット絵の。存分に楽しめ。
第5章・「出口」
スタッシュ、分隊、最後の一服。誰にも撃たれない唯一の場所。慣れるなよ。
分隊と一緒に、案内人の車のそばで5秒。動くな。ボリボリかくのもナシだ。出発。
ここで動くものはすべて、お前を食うか、奪うか、その両方を狙っている。
脱出地点にたどり着けば、戦利品はお前のものだ。ひと息つける。3秒くらいは。
Rキーでリスタート。……冗談だ。ここではそうはいかない。持っていたものはすべて、ゾーンに転がるお前の死体の上に残る。
プレイする暇がない? ならここでレイドに行ってこい。結果は人生と同じくらいランダムだ。
証拠写真
開発日誌
ゲームが台本どおりのシーンを自分で録画できるようになった。カメラ、戦闘、ドア——1フレームずつ、カクつきなし、画面キャプチャもなし。最初のクリップは、ドア際での乱闘だ。
深い茂みの中でじっとするか、ライトを消して忍び足で動けば、すぐそばまで来られない限り誰にも見つからない。撃たれながら茂みに飛び込んで消える、なんて芸当は無理だ。
お前の頭上では木々の枝葉が開けて視界が通り、家の中には窓とドアからしか光が差し込まない。見え方は、お前の目もAIも同じだ。
お前と敵の間に頑丈な壁や閉じたドアがあるとき、サーバーは敵の位置を送らなくなった。改造クライアントでも、受け取っていない情報は表示できない。
レビュー
ゲームはまだ発売前なので、今のところレビューを書いているのは地元の連中だ。登場人物はすべて架空。プレイ時間も同じく。
おすすめ
3年間、フェンス越しにエサをもらっていた。そのうちフェンスが倒れて、エサが逃げるようになった。ドアの開け方を覚えるしかなかった。今は肩で開けている。10/10。
おすすめ
3ブロック先で誰かが肉を焼いていた。匂いをたどって見つけた。肉はうまかった。そいつの戦利品もな。
おすすめ
俺の仕事:車のそばで5秒立っていること。5秒だ。動かずに。なのに二人に一人は、その間に跳ねて、体をかいて、どこかへ歩いていく。で、なんで出発しなかったんだと聞いてくる。
おすすめしない
ゾーンへ注文の品を届けに行った。噛まれた。エサはやるなと頼んでおいたのに、結局もらってしまった。今じゃ俺もゾンビで、注文は届かずじまい。星ひとつマイナス。
おすすめ
息子がレイドに何もかも持っていった。私のザルまで。ザルはなくして帰ってきたけど、AKを持ってた。いい取引だと思う。
おすすめしない
脱出地点そばの茂みに412時間。黙っているかぎり、茂みは完璧に隠してくれる。一発撃った——その瞬間、全員に居場所がバレた。撃っても隠れられる茂みを要求する。
Windows · Steam
最低
推奨
FAQ
完成したら。日程は発表する。ウィッシュリストに入れておけば、俺たちが自慢するより先にSteamが知らせてくれる。
今のところタダ——まだ買えないからな。価格は発売日と一緒に発表する。
ハブは全プレイヤーが一緒にいる永続ワールドだ。スタッシュ、分隊、案内人がここにいる。レイドはゾーンへの遠征で、戦利品を持って帰るか、帰らないかのどちらかだ。
死体の上に残る。誰かが大喜びするだろう。ハブのスタッシュにあるものは安全だ。
遊べる。ハブで集合して、一緒に案内人の車に乗り込め。ボイスと無線は内蔵されているから、ゲーム内でそのまま怒鳴り合える。
命中、アイテム、誰に何が見えるか——すべてサーバーが判定する。壁の向こうの敵の情報はクライアントに一切送らないし、アイテムは一つ残らず操作履歴つきでデータベースに記録される。何がどこから湧いたか、すべてお見通しだ。
いい。でもゾンビが悲しむ。ゾンビを悲しませたくはないだろ?
エンジンはGodot 4、サーバー側はC++。ドット絵は手描き。Windows向けにSteamで発売予定。
最後までスクロールしたな。これはもう付き合ってるようなものだ。Steamでワンクリックすれば、発売を誰よりも早く知れるし、ストアでのゲームの順位も上がる。ゾンビも喜ぶけど、本人には内緒だ。
store.steampowered.com/app/3401400
このプログラムは不正な処理を行ったので強制終了されます。
問題が解決しない場合は、ゾンビの製造元に連絡してください。